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印刷インキ 植物油からできたインキ(植物油インキ)
大豆油インキ(SOY INK)から植物油インキ(VEGETABLE OIL INK)へ
 環境にやさしい印刷インキとして1990年ころから普及した大豆油インキは、近年地球温暖化に伴う異常気象等の影響で作物凶作が発生しており、大豆もこの影響を受けて穀物価格が大きく変動しています。また、大豆を化石燃料の代替としてバイオ燃料に抽出するなど、大豆を原料とする大豆油インキもこのまま環境対応型インキとして大豆油のみを原料とすることが望ましいこととはいえず、非食用とされる他の植物油にも使用を拡大することが重要と考えられることから、大豆油インキをを包括した環境対応インキとして植物油インキを制定しました。

植物油インキの定義
1 植物油とは
 再生産可能な「大豆油」「亜麻仁油」「桐油」「ヤシ油」「パーム油」等植物由来の油、及びそれらを主体とした廃食用油等をリサイクルした再生油。
2 植物油インキとは
 インキ中に含有する植物油、または植物油を原料としたエステル※との合計が、含有基準量以上のインキ。(※植物油アルキッドについては、油長(植物油成分含有量)とする。)

 詳しくは、印刷インキ工業連合会 のホームページをご覧ください。

弊社の印刷物は、植物油インキ(VEGETABLE OIL INK)を使用しております。

揮発性有機化合物を含まないインキ(ノンVOCインキ)
ノンVOCインキとは
印刷用インキの溶剤には、従来石油系溶剤が使用されていました。この溶剤を多く使用するとVOC (Volatile Organic Compounds)が発生し、人の健康や生物等の生態系に有害な恐れがることから、近年印刷用インキはこれらの成分を含む化学物質をできる限り使用しないことを目標に大豆油インキ及びノンVOCインキの使用に努めております。
現在では各インキメーカーより 石油系溶剤を全く含まない環境配慮型の「ノンVOCインキ」が発売され、VOCの発生を抑制するために使用されています。(グリーン基準では、VOC含有量1%未満のインキをノンVOCインキと定義しています。)

弊社では、環境配慮型の「ノンVOC」インキを使用しております。
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再生紙 古紙を配合した再生紙
「公害」や「地球温暖化」「オゾン層の破壊」等その地域だけで解決できない問題がたくさんあることがわかり環境保護(エコロジー)運動が広がりました。
その一つとして森林資源節約の為、古紙回収の促進と再生紙の積極利用が望まれています。
再生紙は、古紙の繊維をほぐしゴミやインキなどを除いて作られますが、古紙パルプだけまたは古紙パルプにバージンパルプを加えて作ります。

●再生紙とは 原料に古紙パルプを配合した紙・板紙の総称です。
再生紙としての定義は現在ありません。
●古紙とは 家庭・学校・会社・官公庁等から発生する使用済みの紙類、並びに印刷・製本・紙器・製袋工場等から発生する裁ち落し及び損紙等です。
古紙の回収量はアメリカに次いで2番目で古紙の回収では先進国です。
古紙の利用率では韓国、ドイツに次いで3番目となっています。
●エコロジーとは エコロジーと言う言葉、もとは生物用語「生態系」のこと。
自然界の生物がどんな環境で生きているか、環境と生物の関係を研究することです。

■ロゴマーク一覧
再生紙使用マーク
ごみ減量化推進国民会議が定めたマークです。古紙配合率が容易に判るもので、白色度についても併記することが奨励されています。また表紙と本文で古紙配合率の違う紙を使用した場合は、両方表示します。
エコマーク
環境庁の要請を受けた公益法人(財)日本環境協会が認定しているマークです。私たちの回りにあるさまざまな商品の中で、環境負荷が少ないなど環境安全に役立つと認められている商品につけられるマークです。消費者のみなさんにこのマークを見て、暮らしと環境の関わりを考えたり、環境にやさしい商品選択に役立てていただくことを目的としています。
ツリー・フリーマーク
日本リサイクル運動市民の会が認定している非木材紙につけられるマークです。ケナフやバガス(サトウキビ繊維)などを使用することにより、バージンパルプの消費を抑え森林資源並びに地球環境を保全するとともに、植林のための基金を得ることを目的としたものです。
非木材紙マーク
非木材紙普及協会が認定しているマークです。安定供給、品質面で充分に満足できると判断されたサトウキビ、バナナ、竹、アシ、ケナフ、アバカ等非木材パルプを使用した紙や紙製品、加工品につけられます。地球環境保全に役立てる為に、木材の代替資源としての非木材を使用した製品開発、利用普及と啓蒙活動を図ることを目的としています。
グリーンマーク
(財)古紙再生促進センターが認定しているマークです。古紙を再生利用した紙製品を消費者の皆様に積極的に使用していただくことによって、リサイクルを図ります。
グリーンプリンティング (GPマーク)
(社)日本印刷産業連合会が実施する「印刷サービスグリーン基準」に基づく環境負荷低減活動に取り組む印刷企業に対し認定を行う制度です。資材の購入から印刷工程・製品の印刷物を製造する工程において環境に配慮した「印刷工場・事業所」と認められます。
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偽造防止 偽造防止の種類
●箔押し 金・銀はカラーコピー機での再現が不可能
●ホログラム カラーコピー機での再現が不可能
●走査線干渉法 モアレが起こる為カラーコピー機等での再現が困難
●複写判別法 コピーした際に予期せぬ文字が出る
●彩文 カラーコピー機で正確に再現できない
●マイクロ文字 肉眼では判別できない微細な文字や絵柄
●透かし 紙を透かして見た際に文字や模様が出る
●剥離 硬貨等で剥離することにより隠蔽した部分に文字や模様が出る
●条痕 コイン等で擦ることにより文字や模様が出る
●熱退色 熱により退色する(示温インキ)
●蛍光 特殊光を当てると印刷された文字や模様が出る
●すき込み 紙を製造する工程で紙の間に他の線維やホログラム等をすき込んだ紙
代表的な方法をご紹介しましたが、この他にも偽造・改ざん防止方法が多数ございます。
偽造を防止するには、ひとつの方法では偽造されやすいことから、複数の方法を併用することでより防止効果を高めることが出来ます。

◆偽造……偽物をつくること
◆改ざん…悪用しようとして文書の文字などを書き換えること
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